昨年は皆さま大変お世話になりました。
本年もぶぅふぅうぅ農園をどうぞよろしくお願いいたします。
お正月も関係なしの畜産の世界
代わる代わる休みを取りますが三が日も関係なく
エサをやり掃除をし、豚と鶏の世話に励んでます。
朝晩はかなり冷えますが
日中は日が当たっているところは
室内より暖かったりして意外と過ごしやすいです。
農園がある場所は冬は八ヶ岳から吹き降りてくる「八ヶ岳降ろし」という
強い北風が吹くことが多いのですが、今年はそれが比較的緩く
例年よりは寒さを感じにくいです。
とはいっても朝は-5℃を下回ります( ;∀;)
当たりまえになっていて気にしていませんでしたが
この間関東の知人に「めちゃくちゃ寒いじゃん」と言われ
寒いことを再認識しました。
そんな状況なので太陽が出ていると豚たちはこのような感じに


みんなで寄り添いあって豚団子の完成です。
冬の天候は安定しているので寒さはあっても
比較的のんびりした農園です
さて以下より農園主から皆さまに新年のご挨拶申し上げます。
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あけましておめでとうございます。
いきなりですが、餌が高騰しております。
当農場も輸入穀物が少ないとはいえ厳しい状況です。原因の多くは戦争です。
パンにチーズにジャガイモ、立派なドイツ食だ。ワインがつけばよいのだが・・・。
ドイツは行ったことがないのでわからないが、多分そうだろう。これらをふんだんに食べているのがわが農場の豚たち。美食家である。
餌の種類は、メーカーが穀類等を配合して作る配合飼料。
各々穀類を購入して自分で配合するのが自家配合飼料。
食品工場などから出る商品にならない廃棄品、作る過程で排出される残渣などを利用するのも自家配合飼料ではあるがエコフィード飼料。
さて1番目の配合飼料は完全配合飼料と呼ばれ(完配)、きちんとした飼料設計の元各穀物の配合割合を出し成長段階により添加物、抗菌剤を混ぜて作る。ともかく効率重視の餌であり成長が早い。
2番目の自家配合飼料は購入した穀類だけを使い、配合割合は生産者が決める。薬品、添加物は国が定める基準範囲内で必要に応じて入れる。
これに食品製造過程ではみ出したものを混ぜるのが3番目のエコフィード飼料である。
エコフィード飼料は供給量が不安定であり、形状、様態すべてにおいて飼料として使うには手を加えなければならない。
単価が安い分時間と労力が必要となる。
当農場も近辺の食品工場から定期的に集荷し、餌として利用できるようにいろいろな工夫をしている。
パンは化石燃料を使わずに一週間かけてハウスで天日干しをし、粉砕してパン粉にする。
チーズはナチュラルチーズなのですぐ痛む。冷蔵庫に保管してカビを防いでいる。水分があるので厄介で使い勝手が悪い。
ジャガイモは乾燥したチップ上なので粉砕機にかける。
ビーフンは梱包の形状がS状に束ねてあるためまっすぐな部分しか使われず、曲がった部分が餌になる。これを粉砕するためには曲がった部分の塊を車で潰し、次に畑で使う草刈り機で細かくする。
これらの作業は大手のラインでは処理できないすき間産業であり、時代遅れのマニファクチュアーが飽食日本の後始末をし、また食料の循環を促すことにより世界の食糧飢餓をほんの一部だけど救っているのである。
これらパン、チーズ、ビーフンを飢餓の国に持っていったら・・・。
ちなみに豚では精肉1㎏作るのに約7.5kgの餌を使います。
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